Sunday, April 20, 2008

のぶたの話

昔々、豚が飛べる世界があった。そこの豚は普通五歳になってから翼が出て、時間がたつにつれ翼がだんだん強くなって飛べるようになる。だが「のぶた」と言う特別な豚がいた。のぶたは生まれた時から他の豚と比べて小さかったから いつもいじめられた。それでのぶたの両親は飛べるけど のぶただけは五歳になっても翼がなかった。みんなと一緒に飛んで遊ぶ事もできないのぶたはとても寂しかった。だからのぶたはいつも本を読んでいて頭がよくなった。けれど友達がいないのでよく一人で川で遊んで泣いた。

ある日 のぶたは羽を集めて自分の翼を作って体に付けた。「ほらほら!のぶたの翼が出たぞ!」みんなはのぶたを見てびっくりした。その日のぶたはみんなと仲良くできてうれしかった。でも友達が空で遊んでいるたびに「のぶた!一緒に遊ぼう?」と聞いてのぶたはいつも「今忙しいごめん」と断るしかない。にせものの翼を付けたのぶたは飛べないからだ。

ある日友達は「おい のぶた、何で僕達と一緒に遊ばない?もしかして君はまだ飛べないの?」とのぶたに聞いた。のぶたはおびえて答えられなかった。「答えてよ!」と友達はのぶたの体を押した。押すとのぶたの翼は落ちた。びっくりした友達は村の全員にそのことを言った。その日からのぶたは「偽者のぶた」と呼ばれ始めた。

終に祭りの日が来た。豚国のお姫さまはとてもきれいで有名だ。今年王様は娘の結婚の完璧な相手を探すため祭りをひらく事にした。この祭りは大会が三回ある。村の全員の男豚が誘われ、文、体力、姫選びと言うふうに三つの大会がある。文大会は囲碁の大会だ。みんなは難しい囲碁板を見て 勝つ方法を答える。もちろん、頭がいいのぶたにとって簡単だった。次の体力大会は空で鳥を追いかける事だった。飛ぶ事ができないのぶたは参加しかくもなかった。「よい・・・どん!」と大会が始まった。のぶたはうらやましそうに見ていた。

待っている間に、突然鐘の大きい音がした。狼達が近づいていて、しかも村の男の豚は大体大会中だった。村が危ない!みんなはとても不安になった。「村の門を開けてもらえませんか、私が狼を他の所へ連れてまいります」のぶたは王様に言った。みんなは驚いたかおをしてのぶたを見ていた。「仕方がない、行かせる。門を開けろ!」王様がいった。門が開いたしゅんかんにのぶたは一所懸命川のほうに走って行った。お中がすいた狼達はのぶたを見て速く追いかけた。

終にのぶたは川に着いた。後ろを見てたくさんの狼がさわれるほど近かった。のぶたは狼にさわらない内に川の中にとびこんだ。狼達も全員考えずに川に入った。のぶたはよく川で遊ぶので泳げた。狼達は誰も泳げなかったので川の流れに連れていかれた。泳げるのぶたはがんばって土に泳いで川を出た。疲れたのぶたは村に着くとみんなにはくしゅされ、王様自身に感謝された。その日からのぶたは村のえいゆうと認められるようになった。姫様と結婚して、いい生活を始めた。

ワン チュンヤイ作

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